授業の概要
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経営科学では、経営における諸問題に対して、ヒト・モノ・カネの諸資源を最適化するような意思決定を行う。適用される手法は、欧米において第二次世界大戦中に作戦計画のために開発され用いられたオペレーションズ・リサーチ(operations research)、略してORと呼ばれるものである。 本授業では、ORの代表的な手法を取り上げ、身近な話題を例題として難解な数式は極力減らし、どのような課題に対してORの手法が有効であり、どのような解が導き出せるのかを演習を通して実践しながら理解を促進していく。 具体的な内容として「効率の良い保管方法を求める(在庫問題)」「将来を考えて在庫を管理する(データと予測)」「仕事をスマートに実行する(日程計画)」「問題を真似て解決する(シミュレーション)」「待つと行列を解決する(待ち行列理論)」「ライバルとの駆け引きに勝つ(ゲーム理論)」「駆け落ちをしないペアをつくる(安定結婚問題)」などを扱う。これらの演習では、計算が欠かせないため電卓やPCを活用し効率的に行う。電卓・PCの持参は授業の際、必須とする。
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この科目の到達目標
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・経営科学(OR)の知識と基本技法を理解・習得し活用できる ・実際の経営問題の解決に経営科学(OR)がどのように役立つかを理解できる ・PCを使い経営科学(OR)の手法を実践できる
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成績評価の方法
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授業出席、授業外学習、小テスト、提出課題を総合的に評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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30
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授業への出席状況と授業内での取り組み姿勢を評価する
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授業外学習
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20
%
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授業外学習の提出状況と内容にて評価する
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小テスト
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30
%
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授業内で実施する小テストにて理解度を評価する
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提出課題
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20
%
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課題の提出状況と内容にて評価する
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定期試験
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0
%
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定期試験は実施しない
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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経営科学とは
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2.
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在庫問題 効率の良い保管方法を求める
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3.
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データと予測 将来を考えて在庫を管理する
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4.
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日程計画 仕事をスマートに実行する
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5.
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シミュレーション 問題を真似て解決する
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6.
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待ち行列理論 「待つ」と「行列」を解決する
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7.
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AHP・ゲーム理論 決め方を決める ライバルとの駆け引きに勝つ
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8.
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安定結婚問題 駆け落ちをしないペアをつくる
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9.
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線形計画 仕事の効率を高める
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10.
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組合せ最適化 うまいこと組合わせる
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11.
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ネットワーク計画 最適な通り道を見つける
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12.
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動的計画 小さい順に解くのがミソ
(提出課題の提示)
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13.
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総合演習
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14.
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振り返り・全体まとめ 理解度確認小テスト
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