シラバス参照

年度 2024 
講義コード 11206401 
講義名 会社の作り方・動かし方 
担当教員

谷口 元

配当年次 3・4年 
単位数
講義期間 前期 
授業形態 講義/対面型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MG-SSC-BM-311 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MG-SBP-SCM-311 



授業の概要
組織や市場を経営者目線で捉えることで、実際に経営者になる者はその予行演習として、また経営者にならない者も経営者の考え方を理解することで自分のやるべきことが理解しやすくなるように、俯瞰的な理解のしかたを学ぶ。
実際に起業し現在も経営者として活躍されている方々や、企業経営の支援をする企業のご担当者にも登壇いただき、いままでの事例に基づく経験談、経営哲学、次世代に期待することなどもご紹介いただく。グループワークを含むワークショップ的なビジネスアイデア立案も体験する。
履修生には、ただ講義の内容を聴講するだけではなく、講義内容をヒントに独自の研究や考察を継続することを期待する。毎回の授業で学んだことをmanabaに提出し、その中から代表的なものを次回の授業にて取り上げ、クラス全体で深耕する。
企業経営は、経営を継続的に運営し、発展させることが最も重要であり、また最も難しいとことである。会社を作り、安定化させるためにはどのような活動が必要なのか、健全な企業経営についてさまざまな角度から検討する。 
この科目の到達目標
・「会社」とはなにかを深く理解し、就職したときに、自分の役割や、自分に与えられた業務の意味が理解できるようになる。
・就職だけではなく自ら起業することも社会人になる選択肢の一つであることを理解する。
・人を使うこと、人に使われることの意味を理解できる。 
成績評価の方法
授業出席、授業外学習、課題提出、小テストで総合評価する。小テストでは時事のキーワードや出来事に関する知識を、提出課題では授業で得た知識を自分なりに消化して新たな発想につなげられているかを評価する。授業外学習では授業を(『聞いていた』だけではなく)『理解していた』のかを計る。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   28  % 出席状況はもちろん、授業参画度も評価する。 
授業外学習   52  % 講義に関する質問やコメント、授業後の追加調査をmanabaに提出。授業理解度と理解努力を計る。 
小テスト   8  % 学期内に一度実施。授業内容の理解度を計る。 
提出課題   12  % 第14週の授業中に課題レポートを作成・提出。創造性と論理的構成力を総合評価する。 
定期試験   0  % 実施しない。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 授業の進め方、到達目標、評価基準の説明を行う。3名の特別講師の紹介を行う。「会社」の概論を学ぶ。 
2. 会社の目的を考える。会社の存在目的はどの会社も同じなのかを考察する。経営理念、設立趣意書、事業計画書の存在意義を考える。 
3. 会社の組織を理解する。すべての会社は営利目的なのかを考える。社内で起きている部署ごとの予算組を理解する。それぞれの役割を理解し、そこで働くプレイヤーに求められることの違いを理解する。 
4. 会社の組織を作ってみる。実際に経営者になった前提で、動かせる組織、必要な組織がいかなるものかを体験してみる。取締役会の機能を体験してみる。 
5. ビジネスアイデアを発想にする。株式会社日本政策金融公庫南関東創業支援センター上席所長代理山田晃氏による、ビジネスアイデア提案のまとめ方に関する特別講義。 
6. 会社の成績はどのように決まるのかを考える。会社にとって成功するとはどういうことなのか。会社の魅力は業績からしか判断できないのか、ブランドの価値は何で決まるのかを考える。 
7. 起業のための手続きと準備を知る。法務局での手続き、必要な書類、定款、印鑑など形式的に必要なものと、定款に盛り込むべき核心部分の考え方を知る。 
8. 起業した事例を知る。アセットフロンティア株式会社CEO島居里志氏による特別講義。同氏の職歴と同社の業務内容を知る。副業と複業の違いを知る。 
9. 組織の動かし方、使い方を考える。なぜ『組織化』するのかを考える。示量性組織と示強性組織を比較する。反逆児と異端児の違いを考える。 
10. 会社を経営するための必要条件を知る。ニイガタ株式会社代表取締役社長(中小企業家同友会副代表理事)渡辺学氏による特別講義。同氏の職歴と同社の業務内容を知る。 
11. つぶれない会社の条件を考える。つぶれない会社に共通する意識を考える。会社は次世代に何を残せるのかを考える。 
12. ブランディングについて考える。プロダクトセリングとバリューセリングを比較し、将来性の違いを考える。自分にどちらの性向があるかを考えてみる。 
13. 市場動向を作り出せるか、考えてみる。トレンドに乗るのではなく、作り出せるかを考える。新たなライフスタイルを提案することで新しい市場を作れないか考える。 
14. 本科目全体の振返りと課題レポートの作成と提出を行う。(課題テーマは学期途中に授業の進行度合いを鑑みて提示する。) 


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