授業の概要
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「経済学」は現実の経済社会をとらえる理論的枠組み(道具)である。 本講義は経済学理論の修得ではなく、経済を読み取る道具の獲得を目的とする。すなわち、高度な理論や微分・数列といった数学的展開に深入りすることなく、できるだけわかりやすい授業にしたい。 全14回の授業前半では、需要と供給、経済成長、貯蓄・投資、お金と銀行、失業、インフレ・デフレといった基本テーマを解説する。中間地点で前半のまとめの小テストを行い、後半はより実践的な経済変動やそれに対する経済政策、国際収支などを考える。最後はそれまでに学んだ”道具”を用いて、国際経済の現状を読み解く。 授業は講師のオリジナル教材を使用する(教材の一部は事前にmanabaに掲載する予定)。 授業の進め方は、①毎回の授業を前後半の二つのパートに分ける。②前半パートでは、各回の授業項目に関する現実の実体経済の問題点を論じる。問題点に関わる最新の経済記事などを紹介しながら理解を深める。③後半パートでは、②の実体経済での問題点を「マクロ経済学モデル」を使って理論的に解説する。また【授業⇒授業外学習で復習⇒次回授業】を繰り返し、理解を深めることとする。授業外学習の指示・提出はmanabaで行う。
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この科目の到達目標
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・マクロ経済学という「道具(理論的枠組み)」について説明することができる。 ・「道具」を使って、経済的なニュースを企業の動き、経済政策、財政・金融、国際経済などと結びつけて考えることができる。 ・「道具」を使って、発表される経済データから、経済の現状や今後の動向を予測することができる。
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成績評価の方法
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提出課題、小テスト、授業外学習、授業出席により総合的に評価する。 授業内容の理解度と教材の活用度合いを重視して評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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20
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授業態度や理解度も併せて評価する。質問などは授業参画度として考慮する。
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授業外学習
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20
%
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毎回manabaを使っての復習問題を出題し、その達成レベルを評価する。評価は累積する。
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小テスト
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30
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前半第1週~第7週までの理解度を確認し評価する。指定授業時間内に行う。
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提出課題
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30
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授業全体にかかるマクロ経済学という「道具(理論的枠組み)」の理解度と活用度を、授業外に課すレポートで評価する。
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定期試験
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0
%
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実施しない。
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(合計)
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100
%
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_
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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ガイダンス: マクロ経済学とは なにか。
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2.
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三面等価 需要と供給
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3.
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GDP 経済成長
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4.
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貨幣システム お金と銀行
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5.
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貯蓄・投資
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6.
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失業・雇用問題
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7.
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インフレ・デフレ
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8.
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小テスト
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9.
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経済変動・景気
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10.
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金融政策と中央銀行
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11.
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財政政策と財政赤字
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12.
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貿易・国際収支
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13.
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国際経済・外国為替
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14.
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世界のマクロ経済 授業全体の総括
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