授業の概要
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講義とケースと雑誌記事を使って授業を進める。 講義では提携及び買収(M&A)の①戦略、②価格、③方法を説明し、M&A全体像を理解させる。ケースでは学生が大学でホットドッグ屋を開業しM&A で成長していく架空のケースを題材にし、講義の内容の理解を深めさせる。また、雑誌記事では実際のM&Aの記事を読むことで、現実の企業経営におけるM&A戦略を理解させる。これらを通じて、提携及び買収(M&A) について、①戦略、②価格、③方法を理解させる。学生の視点にあったM&A ストーリーや実際のM&Aに関する新聞・雑誌記事を読むことで、①現実感のある講義を行い、②何故M&A についての理論が必要かを学生自らが考える動機付けをし、③M&A の目的、仕組み、企業評価などについて理解させ、最終的には④企業の経営戦略としてM&A の果たす役割についての理解を深めさせる。
[担当教員の実務経験] 投資ファンドにて、M&A前の案件発掘、戦略立案、買収スキーム検討、M&A中のデューディリジェンス(精査)・企業価値評価・契約交渉、M&A後の事業再生など全プロセスに従事。
[実務経験に基づく項目] M&Aの目的、M&Aの制度、企業評価方法、M&Aと経営戦略、デューディリジェンス(精査)・M&Aスキームのメリット・デメリット、M&A の社会的意義(事業再生・事業承継)、M&Aの契約書、ESG・SDGsとM&A。
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この科目の到達目標
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・企業の提携及び買収(M&A)の概要を理解し、同分野への関心を持つことができる。 ・M&Aを考える上で特に重要なM&Aの①戦略、②価格、③方法について説明することができる。 ・M&Aについての情報収集をし、その企業戦略について理解することができる。
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成績評価の方法
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M&Aの①戦略、②価格、③方法に関する小テスト、授業外学習、課題、授業出席を下記割合で総合的に評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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25
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授業の該当する週までに資料をダウンロードして一読して出席する(毎週)。
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授業外学習
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25
%
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manaba上に授業を受けた感想(欠席した場合は新聞記事でのM&Aに対するコメント)を記載する(毎週)。
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小テスト
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25
%
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M&Aの①戦略、②価格、③方法に関する理解度を中心に確認する(毎週)。
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提出課題
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25
%
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M&A事案についての情報収集・分析力を評価する(第8週開始まで)。
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定期試験
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0
%
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実施しない
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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イントロダクションM&A とは何かということを、分かりやすく解説する
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2.
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企業と経営権の移動 M&A の目的
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3.
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M&A の制度(敵対的・友好的買収)
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4.
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企業評価方法について企業評価の方法(EV/EBITDA 法)
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5.
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企業評価方法について(DCF(Discount Cash Flow)法)
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6.
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その他の企業評価方法EV/EBITDA 法、DCF法以外の企業評価の方
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7.
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M&A と経営戦略 水平統合、垂直統合の違いを理解
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8.
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デューディリジェンス(精査)・M&Aスキームのメリット・デメリットを整理
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9.
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M&A の社会的意義(事業再生・事業承継)
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10.
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M&Aの契約書
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11.
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経営権とシナジー効果
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12.
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ESG・SDGsとM&A
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13.
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M&A戦略実現のために (事例も交えながら)
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14.
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その他のM&Aに関する問題(MBO等)
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