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年度 2024 
講義コード 11354101 
講義名 日本語Ⅱ(留学生科目) 
担当教員

伊藤 麻友子

配当年次 1年 
単位数
講義期間 後期 
授業形態 演習/対面型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MM-FCC-SI-102 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MM-FBK-SI-102 



授業の概要
前学期、一通りの経験を積むことができ、大学生活に慣れた状態で後学期を始めることになる。同時に、後学期には、専門的な内容が増えることが予測できる。以降も主体的に学び、さらに、周囲の人たちと良好な関係を築き協働していくためにも、日本語力(理解と運用)の精度をさらに高めていく必要がある。

授業は活動を中心に進め、前半にはJLPT N1を概観する。ここでは「文法」「読解」「聴解」の練習と答え合わせを積み重ね、復習テストによって学習した表現の定着度を確認する。N1で扱われるものは、一般的なものから学術的な資料に当たる際、またコミュニケーションで相手の真意を読み取る際に有用である。この学習を通して、各自が更なる日本語力アップの糸口を見つけ、今後に役立てることを目指す。

また、後半の授業では、現在、私たちの社会で問題とされる事柄の中からテーマを選び、問いを立て、プロジェクトワークを行う。具体的には資料収集から調査、分析・考察を経て、口頭発表、レポート作成となる。複数の日本語資料に触れ、読み解き、発表では分かったことを報告するとともに、自らの見解を述べ、意見交換をする。その一連を通し、日本語力をさらに一段押し上げる狙いがある。 
この科目の到達目標
・日本語能力試験に出題される語彙、文法、聴解、読解問題に習熟し、自分の強み、弱点を意識し学習を進めていくことができる。

・テーマについて文献検索による情報収集の後、提示資料の作成及び効果的なプレゼンテーションを、効果的な日本語に配慮して行うことができる。

・日本の大学で求められるレポート作成のスキルアップを図る。レポートの構成、表現、形式に関する知識を活用してレポートを作成することができる。

・自らが作成した文章を読み直しチェックする視点を育成する。様々な場面における文章作成にその視点を役立てる。 
成績評価の方法
以下4点を総合評価する。「提出課題」では「プロジェクト」の報告発表とレポートにて到達目標の達成を評価する。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   20  % 授業中の参画度および、クイズ・学習の振り返りを評価する。 
授業外学習   15  % 授業外学習で定められたテーマへの取り組み、その達成レベルを評価する。
授業外学習の指示・提出は主にmanabaで行う。 
小テスト   15  % 復習テストにて授業で学習した表現や語彙の理解度を確認する。 
提出課題   50  % プレゼンテーションとレポートの質、および過程における努力を評価する。 
定期試験     実施しない。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 授業概要の理解
N1模擬テスト実施
個別面談
ミニインタビューと報告文作成 
2. 日本語能力試験N1概観(文法・読解)
異文化理解について読解、ディスカッション、ロールプレイ 
3. 日本語能力試験N1概観(文法・読解)
グローバル人材について読解、ディスカッション 
4. 日本語能力試験N1概観(読解・聴解)
「働き方」について読解、ディスカッション
ミニインタビューと報告文作成 
5. 日本語能力試験N1概観(読解・聴解)
異文化による働き方の違いについて読解、ディスカッション 
6. 復習テスト
【プロジェクト】調査テーマ決定 
7. 【プロジェクト】情報収集 
8. 【プロジェクト】文献リストの作成
再考:引用の仕方 
9. 【プロジェクト】発表構成(アウトライン)、原稿および資料の作成 
10. 【プロジェクト】発表用資料と原稿の推敲 
11. 【プロジェクト】質疑応答・司会の表現の確認と練習 
12. 【プロジェクト】発表会登壇 
13. 研究レポート作成
ミニインタビューと文章作成
はがき・手紙の書き方 
14. 研究レポート作成
発表共有「大学1年生で最も力を入れたこと」 


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