授業の概要
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前学期、一通りの経験を積むことができ、大学生活に慣れた状態で後学期を始めることになる。同時に、後学期には、専門的な内容が増えることが予測できる。以降も主体的に学び、さらに、周囲の人たちと良好な関係を築き協働していくためにも、日本語力(理解と運用)の精度をさらに高めていく必要がある。
授業は活動を中心に進め、前半にはJLPT N1を概観する。ここでは「文法」「読解」「聴解」の練習と答え合わせを積み重ね、復習テストによって学習した表現の定着度を確認する。N1で扱われるものは、一般的なものから学術的な資料に当たる際、またコミュニケーションで相手の真意を読み取る際に有用である。この学習を通して、各自が更なる日本語力アップの糸口を見つけ、今後に役立てることを目指す。
また、後半の授業では、現在、私たちの社会で問題とされる事柄の中からテーマを選び、問いを立て、プロジェクトワークを行う。具体的には資料収集から調査、分析・考察を経て、口頭発表、レポート作成となる。複数の日本語資料に触れ、読み解き、発表では分かったことを報告するとともに、自らの見解を述べ、意見交換をする。その一連を通し、日本語力をさらに一段押し上げる狙いがある。
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この科目の到達目標
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・日本語能力試験に出題される語彙、文法、聴解、読解問題に習熟し、自分の強み、弱点を意識し学習を進めていくことができる。
・テーマについて文献検索による情報収集の後、提示資料の作成及び効果的なプレゼンテーションを、効果的な日本語に配慮して行うことができる。
・日本の大学で求められるレポート作成のスキルアップを図る。レポートの構成、表現、形式に関する知識を活用してレポートを作成することができる。
・自らが作成した文章を読み直しチェックする視点を育成する。様々な場面における文章作成にその視点を役立てる。
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成績評価の方法
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以下4点を総合評価する。「提出課題」では「プロジェクト」の報告発表とレポートにて到達目標の達成を評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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20
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授業中の参画度および、クイズ・学習の振り返りを評価する。
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授業外学習
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15
%
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授業外学習で定められたテーマへの取り組み、その達成レベルを評価する。 授業外学習の指示・提出は主にmanabaで行う。
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小テスト
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15
%
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復習テストにて授業で学習した表現や語彙の理解度を確認する。
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提出課題
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50
%
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プレゼンテーションとレポートの質、および過程における努力を評価する。
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定期試験
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実施しない。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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授業概要の理解 N1模擬テスト実施 個別面談 ミニインタビューと報告文作成
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2.
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日本語能力試験N1概観(文法・読解) 異文化理解について読解、ディスカッション、ロールプレイ
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3.
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日本語能力試験N1概観(文法・読解) グローバル人材について読解、ディスカッション
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4.
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日本語能力試験N1概観(読解・聴解) 「働き方」について読解、ディスカッション ミニインタビューと報告文作成
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5.
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日本語能力試験N1概観(読解・聴解) 異文化による働き方の違いについて読解、ディスカッション
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6.
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復習テスト 【プロジェクト】調査テーマ決定
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7.
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【プロジェクト】情報収集
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8.
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【プロジェクト】文献リストの作成 再考:引用の仕方
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9.
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【プロジェクト】発表構成(アウトライン)、原稿および資料の作成
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10.
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【プロジェクト】発表用資料と原稿の推敲
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11.
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【プロジェクト】質疑応答・司会の表現の確認と練習
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12.
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【プロジェクト】発表会登壇
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13.
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研究レポート作成 ミニインタビューと文章作成 はがき・手紙の書き方
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14.
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研究レポート作成 発表共有「大学1年生で最も力を入れたこと」
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