シラバス参照

年度 2024 
講義コード 11403502 
講義名 ケースで学ぶ企業財務 B 
担当教員

鯨岡 健太郎

配当年次 2年 
単位数
講義期間 前期 
授業形態 講義/対面型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MG-SBS-FM-212 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MG-SBP-SCC-202 



授業の概要
最近、コーポレートファイナンスやM&A、TOBなどいった専門用語を新聞やTV、インターネットなどで耳にしたことがあるかと思う。さらに、従来は企業内でも経理や財務部門の関係者しか関わってこなかった会計や財務情報は、最近では企業のコスト意識の高まりから、管理職や営業・販売部門など企業内全体での財務情報の理解や見識なくしては、企業の成長や企業内でのキャリアアップが望めない状況になっている。一方で、企業はただ儲ければよいということではなく、昨今では社会性や倫理性を重視しながら企業経営することも求められている。つまり、受講者が将来社会人として会社に勤務する、また自分で会社を起業し経営者となった場合に、企業財務に関する知識があるかどうかが、その後人生を大きく左右すると言っても過言ではない状況にある。
このような昨今の社会情勢を踏まえて、上記目的に沿って具体的に企業診断を行うほか、上場企業の有価証券報告書などIR情報の分析を行い、かつ検証する方法も学ぶほか、コーポレートファイナンスに代表されるディスカウンテッド・キャッシュフロー(DCF)法での企業価値の求め方やM&Aについての初歩的な知識なども紹介していく。本科目で習得した企業財務に関する基礎知識をベースとして、その後の3~4年生の授業で有効に活用していくことができるように、真摯かつ継続的に授業に臨み、manaba による授業外学習にも主体的に取り組んでくれることを期待する。なお、授業外学習の指示・提出は manaba で行う。 
この科目の到達目標
・貸借対照表や損益計算書などの財務諸表の数値を見通すための基礎知識を理解し、それらについて説明できる。
・企業の安全性・収益性・効率性・成長性などを分析するための主要な指標を理解し、それらについて説明できる。
・有価証券報告書など企業のIR情報の見方を理解し、分析するなど活用し、それらについて説明できる。 
成績評価の方法
授業出席、授業外学習、課題提出、定期試験により総合的に評価する。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   20  % 真面目な授業参加態度を評価する。また、私語等は減点対象とする。 
授業外学習   20  % 継続的な学習を評価する。 
小テスト   0  % 実施しない。 
提出課題   20  % 授業内容を主体的、意欲的に把握しているかを評価する。提出は manaba で行う。 
定期試験   40  % 定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(企業財務に関する基礎的知識の理解度を確認する)。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 企業財務を学ぶ目的 
2. IR情報(投資家向け投資情報)の見方 
3. 財務諸表について 
4. 貸借対照表(1)
~流動資産および固定
資産について 
5. 貸借対照表(2)
~流動負債および固定
負債について 
6. 貸借対照表(3)
~純資産について 
7. 損益計算書(1)
~「売上-原価=?」 
8. 損益計算書(2)
~各利益について 
9. キャッシュフロー計算書 
10. 財務分析(1)
~安全性分析 
11. 財務分析(2)
~収益性および効率性
分析 
12. ケーススタディ(1)
企業診断~演習 
13. ケーススタディ(2)
企業診断~演習と発表 
14. コーポレートファイナンスについて 


PAGE TOP