授業の概要
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日本の経済成長を担っているのは市場・顧客と産・学・官の発展的な相互作用である。その中で最も重要な社会的現象がイノベーションであり、そのための取り組みが新規事業創造である。このため、講義の前半ではイノベーションについて取り扱う。正しい定義と種類、社会・企業・技術との関係について、理論と事例を交えて説明・討論することで理解を深める。これによって、ともするとバズワードとして用いられがちな「イノベーション」を自分なりに具体的にイメージし、説明できるようにする。後半では新規事業創造について取り扱う。まず新規事業を創造することの重要性を理解した上で、その創造のプロセスについて企業内起業とベンチャー起業の違いや難しさを含めて理解する。さらに、実際に新規事業を企画するために必要な要件が何かを学ぶ。実際の業務でそれらのアイデアを発想するための方法や具体的なフレームワークについても学んだ上で、演習を交えることで理解を深める。
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この科目の到達目標
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・イノベーションとは何か、それを具現化するための新規事業創造とはどういうことなのか。その知識や考察のスキルを、ビジネスパーソンに求められる基礎的な素養として身につけることができる。 ・社会で直面する様々な課題の発見、解決に資するものの見方・考え方を身につけることができる。 ・得られた情報を基に、なぜその事象が起きたのかについて自らの意見を考察し発信することができる。
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成績評価の方法
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授業出席、授業外学習、課題、定期試験により総合的に判断する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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30
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講義の出席状況と態度を毎回の小レポート提出によって評価する
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授業外学習
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20
%
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シラバス記載の事前準備状況を、講義内討論や小レポートで評価する
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小テスト
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0
%
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提出課題
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30
%
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各講義の小レポートの独自性(分析、発想など)、考察の深さで評価する
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定期試験
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20
%
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定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(「イノベーション」「新規事業創造」への理解の深さを評価する)
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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イノベーションとは何か
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2.
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我が国のイノベーション
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3.
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競争戦略とイノベーション
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4.
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イノベーションの創出
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5.
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経営資源活用によるイノベーション
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6.
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オープン・イノベーション
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7.
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技術革新とイノベーション
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8.
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新規事業の創造とは何か
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9.
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新規事業企画書の作り方
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10.
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戦略・マーケティング分析フレームワーク
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11.
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思考分析フレームワーク
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12.
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アイデア発想法と活用
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13.
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消費者と行動経済学
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14.
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計数感覚を身につける
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