授業の概要
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私たちが暮らす現代社会の特徴として、これまで経験したことのないようなさまざまな課題の顕在化があげられる。これらの課題は、従来、私たちの生活を支えてきた政府や自治体あるいは営利企業によっては解決することが困難なものが多く、そこにNPOの活動に対する期待がある。 この授業では、まず、NPOの特徴を理解するためにその活動についてさまざまな教材を通して知ることから始める。さらに、ヒト、モノ、カネなど経営資源の視点から、NPOのマネジメントの特徴を、これまで蓄積された営利企業との比較から学び、その違いを浮きあがらせる。そのうえで、実際のNPOの事例からNPOが直面するさまざまなマネジメント上の課題について検討し、その解決策について考える。また、近年関心が高まっているや社会的企業(ソーシャルエンタープライズ/ソーシャルビジネス)のについて、その存在意義やマネジメント上の特徴についても考える。 なお、授業外学習の指示・提出はmanabaで行う。
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この科目の到達目標
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・非営利組織(NPO)の活動と現代的な意義を理解し、その組織やマネジメントにおける特徴について説明することができる。 ・NPO の特徴を踏まえたうえで、NPO が直面する課題についてマネジメントの観点からその解決策を提示することができる。 ・社会的企業(ソーシャルエンタープライズ/ソーシャルビジネス)の特徴を踏まえ、その持続可能なビジネス・モデルの構築について提案することができる。
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成績評価の方法
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定期試験では、授業で学んだ内容を踏まえたNPO・社会的企業のマネジメントについての各自の意見を確認する。授業外学習および課題提出では、NPOに対する調査とその理解を評価する。授業出席については、授業への積極的な参加も合わせて評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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25
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授業への参加と積極的な取り組みを確認する。
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授業外学習
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25
%
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授業内容について整理、および授業内容にかかわる主体的な取り組みを評価する。
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小テスト
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30
%
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授業内容について理解、および自分自身の意見の構築力・構成力を評価する。
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提出課題
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20
%
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事例についての理解を評価する。
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定期試験
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0
%
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実施しない。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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現代社会とNPOについての理解
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2.
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政府、市場の関係からみたNPO とその理論
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3.
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日本におけるNPO 制度の変遷とその意義・課題
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4.
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NPO のマネジメントとその特徴
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5.
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NPO における人的資源管理(ボランティアの理解)
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6.
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NPO に資金調達の現状とその課題
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7.
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NPO と企業との協働の現状とその課題
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8.
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NPO と政府・自治体との協働の現状とその課題
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9.
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NPOにおける参加と協働
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10.
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社会的企業の理解と現代における意義
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11.
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社会的企業による社会問題の解決
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12.
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社会的企業のビジネス・モデルの理解
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13.
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労働統合型社会的企業の事例とその理解
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14.
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社会的企業を支える制度の理解
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