授業の概要
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まず、日本にはどのような税金があるかを理解する。 その上で、企業に関連する税金にはどのようなものがあるかを知り、その目的や内容を理解する。なかでも、日本において基幹税といわれる重要な税金である所得税、法人税、消費税のそれぞれの目的やしくみを理解し、簡単な税額計算方法を理解する。基幹税といわれる税金以外にも補完税といわれるたくさんの種類の税金がある。補完税のうち、地方税の目的と内容を理解し、簡単な税額計算ができるようにする。 また、企業会計と税務会計には違いがあるため、その相違点を理解し、企業会計上の利益から税務会計上の所得を導き出せるようにする。企業会計上の利益を導き出す方法は複数あり、その結果、税務会計上の所得も複数導き出せることを理解し、簡単な税額計算ができるようにする。 さらに、企業会計で使用する主な勘定科目と税金との関係を理解する。 税金のしくみや税額計算方法を理解した上で、実務で必ず必要となる節税について学ぶ。 ビジネスの場面で、最低限身につけておきたい企業税務の知識を学ぶ。
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この科目の到達目標
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・企業利益と税金の関係を理解し、企業にかかる税金にはどのようなものがあるか説明することができる。 ・日本の基幹税である法人税、所得税、消費税について、それらの基本的しくみを説明し、簡単な税額計算ができる。 ・主な勘定科目と法人税、所得税、消費税などの税金との関係を理解し、説明することができる。 ・ビジネスの場面で、最低限必要とされる企業税務の知識を身につけ、卒業後の実務に役立てることができる。
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成績評価の方法
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企業にかかる税金である法人税、所得税、消費税を中心に税金の基本的なしくみを説明でき、簡単な税額計算ができるかを主に評価する。授業への参画度、授業外学習、小テスト、提出課題を以下の割合で成績評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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25
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授業中の受講態度、毎回実施するミニテスト、授業参画度を評価する。
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授業外学習
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25
%
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授業外学習で定められたテーマに毎回取り組んだか、またその達成レベルで評価する。授業外学習の指示・提出はmanabaで行う。
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小テスト
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25
%
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各回の講義内容の理解度を確認する。
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提出課題
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25
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授業で学習した税法について、興味、理解度、レポートとしてのまとめ力を評価する。
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定期試験
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0
%
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実施しない。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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企業の税金のしくみ
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2.
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個人と法人の税金の取扱いの違い 所得税と法人税
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3.
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所得税の基礎(1)
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4.
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所得税の基礎(2)
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5.
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法人税の基礎(1)
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6.
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法人税の基礎(2)
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7.
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消費税の基礎(1)
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8.
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消費税の基礎(2)
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9.
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企業に関連するその他の税金 小テスト
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10.
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勘定科目と税金(1) 接待交際費、租税公課
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11.
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勘定科目と税金(2) 固定資産、減価償却費と修繕費
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12.
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従業員の税金(1) 給与と源泉所得税
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13.
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従業員の税金(1) 年末調整
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14.
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節税と総括
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