授業の概要
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本科目では「組織心理学」の基礎知識を、「個人」・「集団」・「組織」の3つのレベルに分けて学ぶ。「個人」のレベルでは、主に組織の中の人の「動機づけ」の項目を、「集団」のレベルでは、「集団的意思決定の特徴や罠」、「集団に働く心理学的な力(psychological force)」、「集団活動におけるリーダーシップ」などの項目を、そして「組織」のレベルでは、「組織変革」をめぐる企業事例や理論を学習する。また、「個」と「組織」の関係性をめぐる項目として「組織社会化」「組織ストレス」「組織コミットメント」「組織におけるキャリア形成」について学習する。 講義は、現実の企業組織における組織マネジメントや人材育成の事例映像、産業能率大学総合研究所が制作した社会人教育用の映像教材などを活用しながら、本領域の初学者にもわかりやすいよう具体的に進めていく。
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この科目の到達目標
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・組織心理学に関する各種理論や概念を通して、組織や集団における人間の行動について分析、考察することができる。 ・実際の企業における組織マネジメントの事例を、「モチベーション」や「リーダーシップ」、「集団的意思決定」、「グループダイナミクス」、「組織変革」といった観点から捉え、分析、考察することができる。 ・チームによるディスカッションに積極的に参加することができる。
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成績評価の方法
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・授業出席、授業外学習、提出課題、定期試験の4項目により総合的に評価する。課題については、参考資料や文献の引用ではなく、自分の考え方や実際の体験をまとめた内容を高く評価する。 ・特別の理由がなく、無断で多欠席した学生は単位の取得はできない。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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10
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リアクションペーパーの質、グループ演習への参画度合い、発言の質、受講態度も評価する。
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授業外学習
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15
%
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テキスト指定箇所の要約や次週までの精読課題の取り組み状況を評価する。
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小テスト
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15
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manabaに掲載している復習問題への取り組み状況を評価する。
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提出課題
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20
%
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レポート課題の提出期日の遵守状況、レポートの完成度などを総合的に評価する。
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定期試験
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40
%
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定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(学習した理論や概念に関する理解度、事例に対する考察力を試験で評価する)
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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経営における人間心理の発見
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2.
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組織の中の人の動機づけ(1) ~動機づけ理論の概要
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3.
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組織の中の人の動機づけ(2) ~動機づけの公正理論
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4.
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組織の中の人の動機づけ(3) ~動機づけの期待理論
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5.
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組織の中の人の動機づけ(4) ~内発的動機づけ理論
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6.
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組織の中の集団行動(1)~組織におけるリーダーシップの本質
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7.
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組織の中の集団行動(2)~集団による意思決定の罠
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8.
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組織の中の集団行動(3)~集団に働く心理学的な力
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9.
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組織の変革(1) ~組織文化の変革
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10.
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組織の変革(2) ~組織変革の事例研究
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11.
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個と組織の関係(1) ~組織社会化
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12.
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個と組織の関係(2) ~組織ストレス
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13.
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個と組織の関係(3) ~組織コミットメント
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14.
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個と組織の関係(4) ~人生100年時代における自律的なキャリア形成
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