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年度 2024 
講義コード 11620001 
講義名 ショップ経営の計数 
担当教員

大神 賢一郎

齋藤 隆行

配当年次 3年 
単位数
講義期間 後期 
授業形態 演習/対面型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MG-SUC-SB-304 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MG-SBP-UCS-304 



授業の概要
ショップを経営していく上で、自店舗の経営状態や問題点を正しく把握し、いかに利益が出る店舗にしていくかという計数感覚は必須といえる。一方でこうした計数に関しては苦手意識を持つ皆さんが少なくないのも事実である。そこで本講座では、演習問題やグループ学習を交えながら、「お店の数字」を分かりやすく解説していくこととする。
学習内容は以下の通りである。
1.出店する際に必要となる初期投資の内容とその算出方法について学習する。
2.ショップ経営をしていく上で必要な『売上高に関する計数』、『利益に関する計数』を実際の店舗の実務に即して学習する。
3.投資回収の基本的な考え方について理解を深める。
4.ショップ経営という観点から財務諸表の基礎を学習する。
本講座は同じユニットの「ストア・オペレーション」の授業と連動し、粗利アップ⇒ロス対策(万引き防止)など実務と計数を関連付けて学習していくので、興味を持って学べるよう構成している。
前学期、後学期のユニット全4科目はすべて「自分のショップを立ち上げる!」というテーマで統一され、連動している。後学期は具体的な出店計画を作成することがゴールとなり、授業の後半ではグループごとに出店計画書を作成、発表をする。特に計画立案力の習得には重点を置き、出店計画に必要な要素の洗い出し、優先順位付け、目的-手段の体系化など計画立案に必要なスキルについても学習していく。 
この科目の到達目標
・基礎的な財務会計の知識を理解し、特に実際の店舗運営と勘定科目を結びつけて考えることができる。
・売上や利益を上げるために管理すべきことが何かを理解するなど管理会計の知識を一通り身につけ、それらに基づいて売り上げや利益をコントロールすることができる。
・新規に店舗を出店するのに何が必要で、またそれらの調達にどれくらいのコストがかかるのかを理解し、それらに基づいて投資採算の分析や資金計画の作成などができる。 
成績評価の方法
定期試験、課題(プレゼンテーション)、授業出席、授業外学習等を以下の割合に基づき総合的に評価する。本科目はグループワークが多いため、特に授業出席においては出席回数だけではなく、グループワークへの参画度、貢献度等も併せて評価する。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   30  % 出席だけではなく、授業への参画度合、グループワークへの貢献度など総合的に評価する。 
授業外学習   20  % 指示された授業外学習の成果をまとめ、レポートとしてmanabaに提出し、その内容の質と量を評価する。 
小テスト      
提出課題   20  % 出店計画のプレゼンテーション内容の独自性、実現可能性、正確さなど発表用資料を評価する。(グループ単位) 
定期試験   30  % 定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(財務会計の基礎的知識と店舗運営に必要な管理会計の計算問題などを評価する) 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. ショップ経営における計数とは
【計数の意義と理解度確認】 
2. 店舗計画の策定
【立地選定】 
3. 店舗レイアウトの設計
【レイアウト図の作成】 
4. 商品計画の策定
【価格帯別商品構成の検討】 
5. 商品計画の策定
【商品構成と粗利コントロール】 
6. 出店候補地の立地調査の準備 
7. 出店候補地の立地調査の実施 
8. 売上計画の策定
【自店売上予測の方法】 
9. 経費計画の策定
【店舗運営の諸経費】 
10. 出店計画シミュレーション
【投資採算の検討】 
11. 出店計画書の作成①
【プレゼン資料作成】 
12. 出店計画書の作成②
【プレゼン資料作成】 
13. 出店計画発表①
【ショップ出店計画プレゼンテーション】 
14. 出店計画発表②
【ショップ出店計画プレゼンテーション】 


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