授業の概要
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歴史上の経済人、大名・武将などを取り上げ、その人たちの事跡から優れた人物の行動とはいかなるものか、戦略性、思考などどこに学ぶべきものがあるか学習する。たとえば経済人としては、明治時代、西洋に倣い新たな産業を興していった人たち、関東・関西で鉄道業を創業させ多角化を図っていった3賢人、ホンダやソニーを世界に冠たるメーカーにのし上げた創業者などを取り上げる。また大名・武将では、赤字に喘ぐ藩財政を立て直した有能な藩主たち、天下分け目の関が原の戦いにおいて、西軍を実質的に率いた石田三成の誤算、幕末の世にあって、烏合の衆を纏め上げるため組織作りに苦心した佐幕派集団・新撰組・土方歳三副長などを例に考えていきたい。歴史に関心のある人はもちろん、「人間」を好きな人もぜひ受講されたい。 なお、課題・授業外学習の指示・提出はmanabaで行う。
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この科目の到達目標
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・先人の行ったマネジメントを学ぶことによって、知っておくべき社会的教養を身に付けることができるようになる。 ・先人の行ったマネジメントを学ぶことによって、経営史的視点からの知識を持つことができるようになる。 ・先人の考え、判断、行動などを学ぶことにより、社会で直面する課題への解決のヒントを得ることができるようになる。
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成績評価の方法
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授業出席、授業外学習、課題,、定期試験に代わるレポートから総合的に評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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14
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授業外学習の提出をもって、出席とする。まじめな取り組み姿勢を評価する。
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授業外学習
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28
%
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毎回の事前・事後に決められた学習をしてきたか、またその質はどうかにより評価する。
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小テスト
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0
%
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提出課題
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30
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課題により、調査・分析力、洞察力、文章力を評価する。
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定期試験
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28
%
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定期試験期間中を期日とするレポートテストで代替する(授業全体の理解度を確認する)
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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授業の説明・ 藩財政を立て直した名君たち
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2.
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三井越後屋創業者三井高利とそのビジネスモデルの革新性
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3.
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渋沢栄一と五代友厚の事績を学ぶ
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4.
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小林一三と吉本せいのアイデア経営学
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5.
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東急と西武の創業者 - 五島慶太と堤康次郎
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6.
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バイクメーカーを世界のホンダへー本田宗一郎と藤澤武夫
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7.
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ソニーを立ち上げた人物たちー井深大と盛田昭夫
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8.
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関が原の戦いと大名たちの行動心理
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9.
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関が原の戦いの戦後処理と徳川家康の合理性
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10.
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新撰組とその組織づくりに力を注いだ男 ―土方歳三
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11.
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江戸無血開城を成功に導いた三傑-勝海舟、山岡鉄舟、西郷隆盛
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12.
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幻と消えた蝦夷共和国と総裁-榎本武揚の国際性
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13.
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今太閤と呼ばれた男の光と影-田中角栄-
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14.
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先人たちから何を学ぶか
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