授業の概要
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この授業は大きく2つの内容からなる。一つはビジネスにおける考え方(思考方法)の習得である。論理的思考(ロジカルシンキング)は代表的な考え方である。しかし、様々な関係者と協力しながらビジネスを進めるとき、論理的な説得より、共感性や信頼性に主眼を置く働きかけが効果的な場合がある。そのため、ここでは修辞的な思考(レトリカルシンキング)についても学習する。特に心理的側面への効果的な働きかけ方のコツを授業の後半で学ぶ。理屈だけでなく、情でも説得されてしまうことがあることを理解し、ビジネスや実生活での活用をイメージする。もう一つは統計的な考え方を身につけることである。変化の激しい現代社会において、データに基づいた意思決定は必要不可欠と言われている。データをどのように解釈すればよいか、または、相手を説得するために、どのようにデータを見せればよいか、データ活用やデータ解析の基本を学ぶ。ここでは、エクセルを用いた基本的な解析手法についても扱うが、必ずしも統計や数学に関する知識を前提としない。あくまでお「データをどのように扱うか」といったセンスを磨くコツを扱う。
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この科目の到達目標
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・情報の解読と解釈について理解し、多様な解釈を行うことができる。 ・論理的思考を理解し、現実の問題に応用できる。 ・エクセルの応用レベルのスキルを身につけ、統計の基本的手法をエクセル上で実践できる。 ・他者を動かすコミュニケーションのコツを理解し、説得交渉に自信がもてる。
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成績評価の方法
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授業出席、授業外学習として提示した課題、小テストの結果、レポート課題で総合的に評価を行う。課題については、manabaのレポートに期限までにアップすること。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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15
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manabaに授業動画を掲示するので、その授業内容に関する出席確認問題の提出で出席とする。
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授業外学習
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25
%
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manabaによる授業内容を振り返る提示課題の提出と記述内容により評価する。
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小テスト
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30
%
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manabaで実施する小テスト(3回予定)により評価する。
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提出課題
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30
%
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授業内容を踏まえたレポート課題の提出と内容により評価する。
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定期試験
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0
%
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実施しない
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(合計)
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100
%
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_
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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情報に対する感度を高める
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2.
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情報の解釈を行う
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3.
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論理的に情報を捉える
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4.
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論理的に情報を解釈する①論証の基本
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5.
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論理的に情報を解釈する②根拠の整理
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6.
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根拠となるデータの見せ方
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7.
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データを説明する観点を学ぶ①データを代表する値を求める
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8.
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データを説明する観点を学ぶ②データの分布を見える化する
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9.
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データを説明する観点を学ぶ③データの違いを明らかにする
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10.
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データを説明する観点を学ぶ④データの関係性を明らかにする
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11.
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正しくデータを読みこなす観点を知る
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12.
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効果的に相手を説得する①論理と心理からアプローチ
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13.
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効果的に相手を説得する②関係性構築の技法
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14.
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より良き職業人人生を歩むために
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