授業の概要
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目前にあるいくつかの事象を比較し、そしてこれらの事象に対して分析と体系化をおこなって分類まですすめてゆく。この過程で必須となる思考法が演繹法と帰納法であり、最初にその思考法を知り、これの演習を経てから、様々な論理思考法の学びにすすむ。 授業の後半では先人達が生み出してきた論理思考の成果を参考に、自らも事象どうしの比較と分析を経て分類に至る成果を出す演習をおこなう。 またあらゆる事象には様々な立場のひとたちが関わるが、立場ごとの考え方を類推し、比較する演習をおこなう。 このように書くと難解な学習事項ばかりが続くようであるが、実際には身の回りにおこりそうな事象や、自ら体験した事象を使って授業をすすめる。またひとりで考えていても中々結果が出てこないことがあるが、複数人で考えれば客観性の高い結果が出できやすくなることを体験する。 ただし本科目で学ぼうとしていることは思考の結果ではなく思考の過程である。突飛子もなく出た発想や他人が驚くアイデアを出すことではなく、多くのひとが納得できる理詰めの結論の導き方を学んでゆく。 なお思考には図や数式を使った方法などがあるが、本科目では言葉を用いて思考をすすめてゆく。
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この科目の到達目標
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・論理思考の代表的な手法である演繹法や帰納法そして比較・分類・分析の思考過程を理解し、その思考過程と結果を言葉で表現できる。 ・ものごとを思考するとき漏れや重複が出ないような思考の方法を演習し、思考結果を検証することができる。 ・ものごとに対して、どんな立場ひとが関わるのかを出し、それぞれの立場のひとたちがどのような思考をするかを類推することができる。
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成績評価の方法
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ディプロマポリシーのなかで本科目が重視している観点をふまえ、理解できた知識を活用して構築した論理を言葉で表現できるか、また言葉で表現されている内容がどのような論理展開で成り立ってているかを理解できるかという点を軸に成績評価をおこなう。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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25
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毎回の授業が連携しているので、出席状況並びにグループワークの取り組み姿勢を評価する
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授業外学習
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20
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毎回、授業内容の復習と次回授業の予習のためmanabaにある課題の結果を評価する
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小テスト
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0
%
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実施しない
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提出課題
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10
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課題の提出状況と記述内容の論理性を評価する
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定期試験
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45
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定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(論理構築のための各手法を駆使・統合して活用できるかを確認する)
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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論理構築できる学生になるための一歩
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2.
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演繹法と帰納法
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3.
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演繹法の演習
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4.
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正しい演繹法
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5.
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事象の否定 その1
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6.
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事象の否定 その2
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7.
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事象の重なり その1
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8.
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事象の重なり その2
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9.
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論理で比較する
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10.
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論理で分類する
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11.
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論理の体系化と相関
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12.
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事象の分析
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13.
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論理構築の実践 1
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14.
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論理構築の実践 2
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