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年度 2024 
講義コード 11702901 
講義名 ミュージック・エンタテインメント 
担当教員

谷口 元

配当年次 2年 
単位数
講義期間 前期 
授業形態 演習/ライブ型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MM-BBK-UB-201 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MM-BBK-UB-201 



授業の概要
エンタテインメントビジネスの中核を占める「音楽」をテーマとして、ミュージック・エンタテインメント内部の業種を紹介し、それらが直面する業界動向、経営上の課題と今後の可能性を学習する。CD販売の低迷とそれによる周辺産業への影響、新規事業のチャンスなどを考える。14 回の講義のうち7回は現場の第一線で活躍されている音楽業界関係者を招聘し、それぞれの専門分野における現状と問題点、そして将来展望などをご紹介いただく。またゲスト講師でカバーできない分野については実務経験のある担当教員よりレクチャーを行い、生の声を通して音楽産業全体を網羅する。

[担当教員の実務経験]
総合エンタテインメント企業にて取締役を長年経験(海外戦略および知的財産戦略を担当)。また一般社団法人日本音楽著作権協会理事、一般社団法人日本音楽出版社協会会長、内閣府知的財産戦略推進本部コンテンツ強化専門調査会委員、MERLIN JAPANゼネラルマネージャーなどを歴任。

[実務経験に基づく項目]
著作権ビジネスに関する事業を学ぶ。レコード会社の現状とこれからの存在意義を考える。日本の音楽の海外展開とその将来性について学ぶ。音楽産業のベースとなっている契約書について学ぶ。 
この科目の到達目標
・アーティストを支え、音楽のマネタイズを司る音楽ビジネスの、それぞれのプレイヤーの役割を理解できる。
・音楽ビジネスのお金の流れと儲けの構造を理解できる。
・パッケージから配信、所有からアクセス、といった音楽産業のビジネスモデルの変化を理解できる。 
成績評価の方法
授業出席、授業外学習、課題提出、小テストで総合評価する。小テストでは時事のキーワードや出来事に関する知識を、提出課題では授業で得た知識を自分なりに消化して新たな発想につなげられているかを評価する。授業外学習では授業を(『聞いていた』だけではなく)『理解していた』のかを計る。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   28  % 出席状況はもちろん、質問・意見など授業への参加姿勢も評価の対象とする。 
授業外学習   52  % 講義で得た学びをmanabaに提出。授業理解度と理解努力を計る。欠席者もテーマに沿って独自調査を提出することで補足度を測る。 
小テスト   8  % 学期内に一度実施。授業内容の理解度を計る。授業中に提出。 
提出課題   12  % 第14週の授業中に課題レポートを作成・提出。創造性と論理的構成力を総合評価する。 
定期試験   0  % 実施しない。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 授業の進め方、到達目標、評価基準の説明と、7名の外部講師の紹介を行う。音楽産業概論を学ぶ。 
2. 著作権ビジネスに関する事業を学ぶ。音楽著作権を管理運用する音楽出版社や、 日本音楽著作権協会(JASRAC)などの業務実態に触れ、権利の流れと使用料の流れを確認する。 
3. 作曲家やプロデューサーの特性や価値観を学ぶ。アメリカ人作曲家兼プロデューサー Joey Carbone氏による特別講義。 
4. レコード会社の現状とこれからの存在意義を考える。エイベックス・エンタテインメント株式会社ゼネラル・プロデューサー米田英智氏による特別講義。 
5. 音楽ライブの企画運営、そして場を提供するビジネスを学ぶ。荻窪ル―スター店主の佐藤ヒロオ氏による特別講義。 
6. 日本の音楽の海外展開とその将来性について学ぶ。音楽の海外展開とアーティストの海外展開の違いを考える。 
7. ストリーミングサービスなどの現状を知る。MERLIN JAPAN 株式会社ゼネラル・マネージャー野本晶氏による特別講義。 
8. メディア、特に音楽番組の存在意義を学ぶ。株式会社ヤング・スタッフ代表取締役大高英慈氏による特別講義。 
9. 音楽とパフォーマンスの関係について学ぶ。音楽に視覚的な付加価値を与えるステージパフォーマンスやビジュアルメッセージなどを考える。 
10. 映像コンテンツとのコラボレーションについて学ぶ。株式会社ネイキッドのサウンドデザイナー堤聖志氏による特別講義。 
11. 新時代のアーティスト活動を考える。株式会社ユートニック事業企画プロデューサー北川敦司氏による特別講義。 
12. 音楽産業のベースとなっている契約書について学ぶ。一般的な契約書の書かれ方を知る。 
13. 新しいサービスと新しいトレンド。今年は何が新しいトレンドになるのか推測する。 
14. 本科目全体の振返りと課題レポートの作成と提出を行う。(課題テーマは学期途中に授業の進行度合いを鑑みて提示する。) 


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