シラバス参照

年度 2024 
講義コード 11703001 
講義名 アミューズメント・ビジネス 
担当教員

谷口 元

配当年次 2年 
単位数
講義期間 後期 
授業形態 演習/ライブ型 
ナンバリング(2023年度以降入学生用) MM-BBK-UB-202 
ナンバリング(2022年度以前入学生用) MM-BBK-UB-202 



授業の概要
バラエティ番組、ドラマなどの番組を通じて人々に娯楽を提供するテレビビジネス、企業の広告出稿の成果を最大化させるために常に人心のトレンドを把握する広告業界、入場収入・物販・飲食・ホテル・企業協賛など複数の儲けるしくみを持つテーマパークの成功の秘訣など、取り上げられる業種は多岐にわたる。またこれら華やかな世界を支える著作権などの権利ビジネスにも焦点をあて、アミューズメントがビジネスとして成り立つためのしくみを学習する。人を集めるためにコンテンツの魅力のみに頼らず、『居て楽しい場所』を作り出すコンテクストビジネスがどのようにオーディエンスを獲得しているのかを、様々な業種の現状から探り出す。これらのアミューズメント・ビジネスについて、全14回の講義のうち7回は現場の第一線で活躍されている業界関係者を招聘して授業を進める。またゲスト講師でカバーできない分野については内部教員がレクチャーを行い、アミューズメント市場全体を網羅する。

[担当教員の実務経験]
総合エンタテインメント企業にて取締役を長年経験(海外戦略および知的財産戦略を担当)。また一般社団法人日本音楽著作権協会理事、一般社団法人日本音楽出版社協会会長、内閣府知的財産戦略推進本部コンテンツ強化専門調査会委員、MERLIN JAPANゼネラルマネージャーなどを歴任。

[実務経験に基づく項目]
レコード会社の現状とこれからの存在意義、著作権ビジネス、音楽産業のベースとなっている契約書、日本の音楽の海外展開とその将来性、作詞家・作曲家について、ストリーミングサービスなどの現状。 
この科目の到達目標
・アミューズメントビジネスの業界構造と主要企業が理解できる。
・それぞれの業界が抱える課題と展望が理解できる。
・それぞれの業界のビジネスモデル(儲けの構造)が理解できる。 
成績評価の方法
授業出席、課題レポート、小テスト、授業外学習で総合評価する。授業外学習は感想文ではなく、簡潔で論理的な記述を求める。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   28  % 出席状況はもちろん、質問・意見など授業への参加姿勢も評価の対象とする。 
授業外学習   52  % 講義で得た学びをmanabaに提出。授業理解度と理解努力を計る。 
小テスト   8  % 学期内に一度実施。授業内容の理解度を計る。 
提出課題   12  % 第14週の授業中に課題レポートを作成・提出。創造性と論理的構成力を綜合評価する。 
定期試験   0  % 実施しない。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 授業の進め方、到達目標、評価基準の説明と、7名の外部講師の紹介を行う。アミューズメント産業概論を学ぶ。 
2. 契約と著作権について学ぶ。アミューズメント産業に不可欠な、コンテンツの独占性を担保する契約形態や、クリエイターを保護する著作権の在り方を考える。 
3. スポーツ・エンタテインメントに携わる企業について学ぶ。人気スポーツはいかにして成立しているのかを考察する。 
4. テレビ業界の構造や収入源について学ぶ。元テレビ番組制作会社で代表取締役をされていた上瀧雄一郎氏による特別講義。 
5. 映画・映像産業の現状や将来性について学ぶ。映画産業からテレビ産業、そしてインターネット上のサービスへの流れを知る。 
6. 広告業界の現状と発展、そして今後について学ぶ。元大手広告代理店に勤務されていた齊藤耕太郎氏による特別講義。 
7. ゲーム産業の仕組みと将来性や国際性について学ぶ。ゲームディベロッパー岡村峰子氏による特別講義。 
8. キャラクターグッズと知的財産の価値を学ぶ。キャラクタービジネスが如何にして成立するかを学ぶ。 
9. カラオケ産業の現状と戦略について学ぶ。株式会社エクシング取締役営業本部長安井正博氏による特別講義。 
10. 書籍雑誌出版社の現状と未来への布石を学ぶ。株式会社講談社の小松崎潤氏による特別講義。 
11. メタバースの可能性を学ぶ。一般社団法人日本メタバース機構代表理事木村貴志氏による特別講義。 
12. インターネット上のコンテクストの発展を認識する。株式会社ワロップ放送局代表取締役社長頃末敬氏による特別講義。 
13. コミュニティという考え方を考察する。インターネット上で展開する同好の集まりを研究する。 
14. 本科目全体の振返りと課題レポートの作成と提出を行う。(課題テーマは学期途中に授業の進行度合いを鑑みて提示する。) 


PAGE TOP