授業の概要
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複式簿記は、企業にとって不可欠な計算システムである。簿記は、企業活動を把握して管理・運営するため、また企業の経営内容を外部の利害関係者に適切かつ合理的に伝達するために必要である。簿記の修得は、計算技術の側面が強調されがちであるが、簿記を通して最新の経営・会計実務を学び、簿記の技能を利用して、企業の決算書が読めるようになるよう基礎を築いてほしい。 本講義は、日商簿記検定試験3級で取り扱う商業簿記を題材に、簿記技術の入門を扱う。個人企業や中小企業などを中心とした簿記の記帳が中心であるが、大企業の株式会社などの企業で取り扱う内容も含まれている部分も多く、その前提となる知識にもなっている。「簿記入門」を履修後引き続き、「日商簿記検定3級対策講座」を履修し、検定取得を考えている学生は重複している部分も多いため、簿記を初めて学び、「日商簿記検定試験3級」を目指せる基礎を築き上げたいと考える学生を対象者と考えている。
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この科目の到達目標
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・企業の主要な経済活動を帳簿に記録・計算することができる。 ・帳簿組織を理解し、各帳簿間(主要簿・補助簿)の関係を説明することができる。 ・日商簿記検定の範囲における知識、応用力、スピードと正確性を獲得することができる。
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成績評価の方法
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授業出席、授業外学習、課題提出および定期試験により、総合的に評価します。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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20
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授業中の取り組み姿勢などを踏まえて評価する。また、私語等は減点対象とする。
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授業外学習
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20
%
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授業内容についての予習、復習の状況を評価する。指示・提示はmanabaで行う。
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小テスト
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0
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実施しない。
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提出課題
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10
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課題の提出期日厳守、内容などを総合的に判断して評価する。
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定期試験
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50
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定期試験期間中に教室で筆記試験を実施する(授業で学んだ事項の理解度を確認する)
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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簿記の意義、取引と仕訳、勘定と転記
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2.
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商品売買処理①
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3.
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商品売買取引②補助簿の記入
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4.
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現金①(通貨代用証券を含む)
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5.
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現金② 補助簿の記入
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6.
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預金①(普通預金など)、小口現金
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7.
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預金② 補助簿の記入
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8.
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手形、電子記録債権(債務)、貸付金、借入金
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9.
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手形貸付金、手形借入金 補助簿の記入(手形記入帳)
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10.
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その他の債権債務①
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11.
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その他の債権債務②
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12.
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その他の費用
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13.
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貸倒れと貸倒引当金
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14.
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有形固定資産の取得と減価償却
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