授業の概要
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企業経営や実務の現場においてファイナンス理論への理解がより深く求められるようになってきている。その背景のひとつには、企業間の株式持ち合いが減少する一方で、内外の機関投資家が重要な株主として企業経営に影響を及ぼすようになっていることなどが挙げられる。 本講義では、資金供給者が有するリスクとリターンの考え方を把握し、それを踏まえた経営判断や投資決定を行うことが可能になるようにコーポレートファイナンスの理論について基礎的な部分から学習をしていく。これまで、企業はさまざまな方法に基づいて、投資決定や業績評価を行ってきている。本理論を学習することで、伝統的な評価手法の中には、企業価値を高めるという資金供給者が要求しているリターンに合致していないことがあることを学ぶ。そこで、どのようにしたら企業価値の向上に繋がる経営判断や投資決定などを行うことが可能かどうか、理論的な理解を深めたうえで、先進的な取り組みを行っている企業の具体的な事例についても学習する。(エクセルやワードを使用することがあるので操作できることが必要。)
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ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標
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・ファイナンスに関する理論を理解し、マネージャーとしての意思決定が的確にできる。 ・業績評価や企業価値の評価方法のスキルを修得して、ファイナンスを組織内のひとつのコミュニケーション言語として使い、投資の意思決定などの組織運営において高い成果があげられる。
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授業項目
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回
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授業項目
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1.
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オリエンテーションファイナンスの必要性・現在価値
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2.
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投資の決定手法純現在価値法(NPV法)
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3.
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資本コストの概念
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4.
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戦略的な投資プロジェクト評価
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5.
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演習ディスカッション
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6.
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配当政策・資金調達
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7.
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資本構成・業績評価
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8.
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M&A・IR
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9.
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試験
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