授業の概要
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マネジメントには、全体組織を対象とするトップ・マネジメントと、単位組織を対象とするミドル・マネジメントがあるが、その基本的な能力要素は共通である。それは、課題を形成する力、これを関係者と共有する力、そしてこれを解決もしくは達成に導く力である。これらは本来、体験つまり試行錯誤から学び取るべきものである。ただし、どのような体験からどのような要素を、どのように抽出して自身の内面に組み入れていくのか。これに関する理論があり、それを知った上での体験学習は、実践能力を養うために有効である。特に、当事者としての「思い」つまり本音や主観を扱う理論は、体験からの学びを適切にサポートしてくれる。日常のマネジメントにあっても、あるいは、そこから取り組み課題を見出して、職場変革につなげていくにあたっても、当事者としての「思い」は重要な機能を担う。 本科目では、理論と体験の両面からこの事実を実感し、実践力に変換していく。そのためにも、ぜひ当事者としての積極的な授業参加を期待する。
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ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標
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・現場をマネジメントする立場から生じる直観的認識を適切に言語化し、職場の課題を定義する力が養われる。 ・自ら定義した職場の課題を関係者と共有する力が養われる。 ・周囲を巻き込みながら、ともに職場課題の解決に取り組んでいくリーダーシップが養われる。
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授業項目
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回
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授業項目
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1.
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オリエンテーション(授業の目的と進め方)~ミドル・マネジメント総論
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2.
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ケースで学ぶミドル・マネジメントの実際(業務課題に取り組む)
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3.
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課題共有に必要な対人能力(理論学習)
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4.
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課題共有に必要な対人能力(体験学習)
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5.
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ケースで学ぶミドル・マネジメントの実際(組織運営課題に取り組む)
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6.
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目標設定と課題解決
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7.
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マネジメント理論の変遷 人的課題への取り組み
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8.
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企業倫理とコンプライアンス
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9.
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総合演習・・・マネジメント課題の形成と目標設定
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