授業の概要
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各回のテーマは次のような観点から設定している。 まず、財務会計については、総花的になるのではなく実務において重要性の高い会計基準、すなわち見積り項目であるが故に企業の会計ポリシーが問われる減損会計や税効果会計、企業業績に大きなインパクトを与える連結会計や企業結合会計、等の論点に絞って取り上げる。 財務会計を取り巻くテーマとしては、ディスクロージャー制度全般、予算制度等の管理会計、会計監査制度・内部統制の概要・J-SOX制度等の領域を学ぶ。 また、会計実務にとって、将来の会計基準の改正動向は重要であることから、IFRSの改訂予定及びこれにあわせて発生するであろう日本の会計基準の改訂動向についても学ぶ。さらに、IFRSについては、単に会計基準の説明にとどまらず、その根底にある思想や、それが企業経営にどのような影響を及ぼすのか、といった点についてもディスカッションする予定である。 最後に、会計の世界に身を置く人間、特に職業的専門家である税理士等に求められる職業倫理について学ぶ。
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ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標
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・会計及びその周辺分野についての専門知識を習得することにより、経営機能における的確な意思決定ができる。 ・自らの実務と照らし合わせながら講義を受講することにより、問題発見及び課題設定を具体的に行い、解決策を導くことができるようになる。
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授業項目
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回
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授業項目
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1.
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ガイダンス
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2.
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ディスクロージャー制度
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3.
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管理会計 (予算制度、中期経営計画等)
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4.
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実務上重要な会計論点(1)
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5.
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実務上重要な会計論点(2)
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6.
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財務会計の新潮流
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7.
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IFRSと企業経営の関係
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8.
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会計監査制度、J-SOX、不正会計事例
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9.
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会計専門職と倫理
【試験】
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