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年度 2024 
講義コード 23207002 
講義名 国際財務報告基準(IFRS)の潮流 2回目 
担当教員

齊藤 聡

履修年次 1・2年 
単位数
配当期 後期集中 
授業形態 講義/ライブ型 



授業の概要
内容は、これからIFRSを学習しようとする方を対象としている。IFRSの基本的な考え方を学び、日本基準と大きく会計処理が変更となる項目のポイントを指摘し、それぞれの基準の差異を明確にしていく。初級者でも受講できるようにIFRSの資料は、事前にできる限り提供する。簿記の基本的な知識は必要になるので、授業には、簿記論復習を兼ねて、簡単な計算問題を解くことで理解を進めていく予定なので、電卓を用意すること。IFRS導入によるメリットは以下の通り。①共通化により財務諸表の透明性、比較可能性の向上、②投資家が判断しやすくなりグローバルな資金調達による資本調達コストの削減、③投資家向け広報活動(IR)が簡素化されその他の利害関係者の理解を得る。④海外子会社を含む連結グループを統一された会計基準で管理・業績評価が可能、⑤IFRS導入を契機としたグループ全体の財務報告プロセスの効率化及び透明化等。事前に配布した資料をもとに、事例を加えて解説していく。 
ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標
・国際財務報告基準の骨子や会計処理の概要を理解して、その内容や背景を明確に説明できる。
・世界の会計基準の共通化の動きを理解して、国内の企業分析や会計基準の進展に対応できる。
・IFRSの収益認識基準を理解し、日本の会計基準変更の動向を理解できる。 
授業項目
授業項目
1. 会計基準の国際的な潮流 
2. 日本の会計基準の問題点 
3. IFRS適用開始前のポイント 
4. 適用範囲と目的 
5. IFRSの初年度適用
・原則主義 
6. 財政状態計算書 
7. 包括利益計算書 
8. 定義と適用範囲 
9. 財務諸表の開示義務 


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