授業の概要
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本科目では、所得税、法人税等の国際的な側面に焦点をあて、国際課税の基本構造の理解を最優先に、二重課税の排除や恒久的施設などの基本的な知識の定着を図っていく。また、移転価格税制などの主要な国際課税制度について学習するとともに、国内税法と租税条約が複雑に絡み合う国際税務独特の思考方法を習得する観点から、提出課題及び試験を課す。 具体的な授業の進め方としては、国際課税における重要項目を順次取り上げて進めていく。また、最近、話題となっているBEPSプロジェクトやデジタル課税などのトピックについても適宜、紹介していく予定である。
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ディプロマ・ポリシーに基づく当科目の到達目標
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・国際的な二重課税排除の仕組みをはじめとする国際課税の基本構造に加え、移転価格税制や外国子会社合算税制などの国際的な租税回避行為の防止に向けた制度の枠組みを説明できる。 ・海外取引の絡んだ個別の課税事案の処理に当たって、国際税務の知識を適切に駆使できる。
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授業項目
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回
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授業項目
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1.
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ガイダンス 国際租税法の基本構造
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2.
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非居住者及び外国法人に対する課税(1)
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3.
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非居住者及び外国法人に対する課税(2)
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4.
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外国税額控除制度と外国子会社配当益金不算入制度
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5.
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租税条約
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6.
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移転価格税制(1)
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7.
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移転価格税制(2)
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8.
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タックス・ヘイブンと利子控除制限税制
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9.
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BEPSプロジェクトとその後の対策の進展 試験
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