シラバス参照

年度 2025 
講義コード 12100701 
講義名 基礎数学Ⅰ A 
担当教員

丹羽 恵理子

配当年次 1年 
単位数
講義期間 前期 
授業形態 講義/対面型 
ナンバリング IM-FMW-111 



授業の概要
 基礎数学Ⅰで扱う内容は、多くは高校数学で取り組んできた内容である。ただ、扱い方が少し異なる。本科目では、ただ1つの解答にたどり着くための、最短の手順を求めることだけを目的にしているわけではない。最終的には、分かり易く広いイメージを描きつつ、明確に説明することを目指す。
 今日、文系の大学生が取り組む数学は「ITと数学」「統計学と数学」「経済と数学」など多くの領域でますます注目されている。根底となる知識、方法をぜひ身に付けて欲しい。
 授業では、
①まず、manaba上に用意した復習用の小テストを通じて、前提となる内容をしっかり理解できているか再確認し、基本的な定着もはかる。曖昧だったあるいは理解できていない部分があれば明確にして補足する。
②次に、該当授業の説明を受け、テーマに沿ってポイントを確認する。必要な回には、複数の視点から見て、テーマ相互の繋がりも意識する。
③説明内容に即して、具体的な問題の解答作成を各自に取り組んでもらう。求められる解答は記述式の形式とし、解答へ至るプロセスも重視する。

 授業外学習として、
・授業時に取り組んだものよりも、やや難易度を上げた問題に記述式解答で取り組む。レベルアップのため、受講者の相互参照の機会も設ける。

 なお本科目では、高学年で行うプレゼンテーションでも利用する数学を想定している。明確で伝わりやすい説明の基となる基礎数学Ⅰを身に付けて欲しい。 
この科目の到達目標
・最低限必要な数学の基本的な知識や能力を身に付け、具体的な問題について活用、特に「説明」することができる。
・自力で問題を解くことができ、記述式問題の「理路整然とした」答案を作成することができる。
・大学で学ぶ数理的技法習得の前提となる力を身に付け、最終的には発展的な問題に応用させることができる。 
成績評価の方法
定期試験、授業出席、授業外学習、小テストの下記4項目について総合的に評価する。小テスト以外の提出物は基本的に手書きとし、丁寧な十分配慮されたものを期待している。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   10  % 出席状況を評価する。 
授業外学習   20  % 記述式問題の答案を評価する。必要な修正を必須とする。 
小テスト   30  % 毎回manaba小テストにより定着具合を評価する。 
提出課題   0  %  
定期試験   40  % 記述式で実施する。解答は答えだけでなく、途中のプロセスも重視する。 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. 「基礎数学Ⅰ」の授業の内容の確認 
2. 整式の加法・減法・乗法・因数分解 
3. 整式の除法と分数式 
4. 実数と平方根 
5. 1次方程式
 -連立方程式
 -応用問題 
6. 1次不等式 
7. 1次不等式
 -連立1次不等式
 -応用問題 
8. 復習 
9. 関数とは何か? ― 変化と相互連関 
10. 関数とグラフ ― 変化を視覚的に表す 
11. 2次方程式とその解法 
12. 2次方程式と応用問題 
13. 2次関数 ― 一様ではない運動を表す 
14. これまでの振り返り 


PAGE TOP