授業の概要
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第1~2週にスポーツ概論を講義する。現代社会におけるスポーツの意味やスポーツ現場の実態、自身の日常の生活習慣を見直し、偏りや歪み、スポーツの実態やスポーツ外傷の実態を考え、最近の大学生の身体の形態的特徴、体力的特徴を学ぶ。第3~4週にテーピングの理論と実際を行う。テーピングの目的、効果、注意事項、基本形、テープの種類、その他必要な機材・機器について学び、グループを作り、部位毎の基本的なテーピングを実習する。第5~7週に救急法を学び実習する。救急処置の法的限界、救急処置の体位、RICE の原則を学び、前週の基礎を踏まえてダミー人形を使用し一次救命処置を実習する。応急手当、出血の処置、移送法、三角巾の利用について実習する。第8~9週に身体の仕組み、運動の仕組みを学ぶ。身体の仕組みを学び、特に、骨格や筋肉の構造や動きの仕組みについて取り上げる。運動の仕組み、特に、力学的な観点から運動時に働く力の大きさと傷害の関係について取り上げる。 第10週にスポーツマッサージの理論と実際を学ぶ。スポーツマッサージの定義と分類、目的と禁忌、基本技法(軽擦法、揉捏法、圧迫法)を実習し、施術側、被施術側の留意点を討論しまとめる。第11~14週にスポーツ外傷概論に取り組む。これらの学習により、スポーツ現場の外傷や傷害の発生に遭遇した時に、的確に処置できる一般人としての教養を高めることを目指す。
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この科目の到達目標
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・三角巾の活用、基礎的なスポーツマッサージやテーピングを実践できる。 ・日常生活に役立つ救急蘇生法を実践できる。 ・身体の仕組み、運動の仕組みについて説明できる。 ・スポーツ外傷、障害の機序を理解し、外傷・障害の予防法を実践できる。
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成績評価の方法
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ディプロマポリシーと本科目の到達目標を鑑み、授業出席と参画度、授業外学習、小テスト、課題、定期試験の結果を総合的に評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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20
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講義の出席状況と受講態度を評価する。
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授業外学習
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20
%
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復習や事前の準備が授業の活動に活かされているか、総合的に判断して評価する。
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小テスト
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10
%
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毎回振返り小テストを実施する。
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提出課題
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20
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提出期日厳守、努力レベル、完成度などを総合的に判断して評価する。
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定期試験
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30
%
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講義で説明した基礎的な理論や実習で体験した手順に関する理解度を評価する。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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スポーツ概論
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2.
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大学生の形態的特性
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3.
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テーピングの理論
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4.
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テーピングの実際 (足・膝関節の固定)
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5.
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救急法の基礎
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6.
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救急法の応用
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7.
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救急法の実践
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8.
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身体の仕組み
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9.
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運動の仕組み
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10.
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スポーツマッサージの理論と実際
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11.
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スポーツ外傷概論
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12.
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頭部、頚部、体幹のスポーツ外傷
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13.
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上肢、下肢のスポーツ外傷
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14.
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スポーツ種目別のスポーツ外傷と先端医療
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