授業の概要
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管理会計の範囲は非常に広く、かつ極めて難解である。だからこそ、授業では可能な限り平易な解説を心掛けるとともに、出席者に手を多く動かしてもらうことを主眼に置いている。 本講義の前半部分では予算の作成プロセスについて解説を行う。学生という立場で企業の予算の編成過程を想像するのは難しいと思われるため、わかりやすいモデルケースを提示して内容のイメージをしやすいよう配慮している。また、講義の中盤では予算を用いた経営管理の手法を提示する。ここでは実際の企業で行われる会話などを用い、ロールプレイング的要素で企業の予算管理を追体験できるように設計している。講義の終盤ではKPIという概念を取り扱う。実務上も比較的高度な概念であるが、実は学生時代に知っておくと生活に役立つ部分も多いため、楽しんで学んでもらえることと思う。 なお、テキストには実社会の経理担当者が用いるような実務的で難解なものをあえて選択している。ここに書かれていることが少しでも理解できるようになれば、卒業後の大きな力になるに違いないため、ぜひ理解に挑んでほしい。
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この科目の到達目標
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・特に財務会計との対比の観点で管理会計の意義を理解している。 ・予算の作成と管理のプロセスを理解するとともに、基本的なレベルでそれらを実践できる素地を備えている。 ・KPIの概念を理解し、かつそれらを実生活、社会人生活で役立てるだけの素地を備えている。
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成績評価の方法
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定期試験、小テスト、授業外学習および授業出席によって、総合的に評価する。 評価項目のすべてが、成績評価のための必要な条件である。常日頃からしっかりと学習に取組むこと。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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10
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すべての授業に出席し、意欲的に授業に臨むことが前提である。
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授業外学習
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20
%
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授業外学習プリントによって、授業の理解度を評価する。
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小テスト
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30
%
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中間テストによって、予算作成プロセスの知識と理解に関する理解度を評価する。
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提出課題
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0
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定期試験
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40
%
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予算作成と管理、並びにKPIに関する理解度を、筆記試験にて評価する。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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管理会計とは
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2.
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管理会計と予算管理
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3.
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予算の意義と作成プロセス
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4.
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予算作成の準備
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5.
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年次ベースの予算作成
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6.
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月次ベースの予算作成
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7.
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これまでの復習 中間テスト
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8.
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予算管理(前期比較・予実比較)
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9.
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予算管理(予算の修正)
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10.
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部門別損益
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11.
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KPIとは
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12.
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KPIと予算
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13.
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予算作成に関する総合演習
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14.
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予算管理に関する総合演習
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