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年度 2025 
講義コード 12322701 
講義名 科学的管理法 
担当教員

神戸 正志

配当年次 2年 
単位数
講義期間 後期 
授業形態 講義/対面型 
ナンバリング IM-SFC-MM-202 



授業の概要
 本授業では、科学的管理法が生まれた歴史を知り、その意義を理解することから始める。科学的管理法の代表的な手法として、前半にインダストリアルエンジニアリング、後半に品質管理の手法を学習する。
 インダストリアルエンジニアリングでは、製造業、サービス業にて活用されている作業改善の考え方、手法を演習を通して学習し、効率的な面から生産性を向上する方法を理解する。
 品質管理では、品質管理の概要から、考え方、データ活用、QC的問題解決手法を演習を交えて学習する。さらには、総合的な品質管理、品質保証の概念を理解し、品質を維持、向上しながら生産性を高めるマネジメント手法を理解する。
 管理技術の代表的な手法として、インダストリアルエンジニアリング、品質管理の両手法を学ぶことで、効率面、品質面の両面からのマネジメント視点を知り、近い将来、社会で体験するであろう、あらゆる場面での対応力となる基礎スキルを身に付けることを狙いとしている。
 授業における演習では、個人演習、グループ演習を交えながら、実践的に手法を習得する。 
この科目の到達目標
・科学的管理法の意義とそこから発展した管理技術(管理手法)とは何かを知る
・インダストリアルエンジニアリングの考え方、手法を理解し、効率的な改善の視点を理解する
・品質管理の考え方、手法を理解し、品質面での管理の視点を理解する 
成績評価の方法
授業出席、授業外学習、小テスト、提出課題により総合的に評価する。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   30  % 授業の出席状況と授業内の取り組み姿勢を評価する 
授業外学習   20  % 授業外学習の提出状況、内容を評価する 
小テスト   30  % 授業内の小テスト、ミニレポート、まとめテストにより理解度を確認する 
提出課題   20  % 提出課題を総合的に評価する 
定期試験   0  % 定期テストは実施しない 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. イントロダクション
 ・科学的管理法とは
 ・管理技術とは 
2. インダストリアルエンジニアリング(1)
 作業改善とは
 工程分析(モノの流れの分析) 
3. インダストリアルエンジニアリング(2)
 運搬活性分析
   (モノの置き方の分析)
 作業者工程分析
   (ヒトの動きの分析) 
4. インダストリアルエンジニアリング(3)
 連合作業分析
   (ヒトと機械のバランス)
   (複数人作業の分析) 
5. インダストリアルエンジニアリング(4)
 動作分析
 PTS法 
6. インダストリアルエンジニアリング(5)
 稼働分析
   (連続観測法、瞬間観測法) 
7. インダストリアルエンジニアリング(6)
 標準時間の設定
 時間研究

(提出課題1提示) 
8. 品質管理(1)
 品質管理の考え方 
9. 品質管理(2)
 品質をデータでとらえる 
10. 品質管理(3)
 品質の管理方法(異常の発見方法) 
11. 品質管理(4)
 QC的問題解決1(現状の把握) 
12. 品質管理(5)
 QC的問題解決2(要因の解析) 
13. 品質管理(6)
 QC的問題解決3(対策の立案)
 総合的な品質管理と品質保証

(提出課題2提示) 
14. 科学的管理法(管理技術)の今後の活用と展開

理解度確認まとめテスト 


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