授業の概要
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本授業では、はじめに原価計算の意義と全体像をとらえた上で、具体的な原価計算プロセスを学んでいく。原価計算プロセスは①費目別計算、②部門別計算、③製品別計算、の3段階に区分される。まず、①費目別計算の材料費の計算、労務費の計算、経費の計算を学習する。これは発生した原価を形態別に分類・集計する手続きで原価計算のスタートにあたる重要な手続きである。次に③製品別計算の1つである個別原価計算について学ぶ。ここで扱う製造間接費の計算において原価計算を理解するうえで重要な概念が多く登場する。続いて②部門別計算のポイントを経て、③製品別計算の2つ目である総合原価計算を学ぶ。さらに、工業簿記における財務諸表の意味を理解し、製造原価報告書の作成方法を学習するとともに標準原価計算について学ぶことで原価管理の意義を理解する。本授業の履修を通して日商簿記検定試験2級工業簿記の基礎づくりをすることになる。授業では理論面の解説だけでなく、理解のコツについても伝授する。
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この科目の到達目標
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・原価の概念と原価計算の意味を理解し、原価計算における重要項目についての計算ができる。 ・企業の製造活動で発生する原価を具体的にイメージできる。 ・日商簿記検定試験2級工業簿記出題範囲における基礎的計算問題を解答できる。
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成績評価の方法
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科目の到達目標に関する修得度と取り組み具合を対象として、授業出席、授業外学習、小テスト、提出課題について以下の割合で評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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10
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全出席し、意欲的に授業に臨むことを前提とする。
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授業外学習
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30
%
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授業の復習に取り組んだ結果をまとめた受講ノートを評価する。
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小テスト
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40
%
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中間テストおよびまとめテストにより理解度を評価する。
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提出課題
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20
%
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学習内容と成果の自己評価をまとめた課題レポートを評価する。
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定期試験
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0
%
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実施しない。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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ガイダンス 工業簿記の基礎
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2.
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材料費①
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3.
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材料費②
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4.
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労務費
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5.
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経費
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6.
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中間テスト
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7.
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個別原価計算①
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8.
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個別原価計算②
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9.
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総合原価計算①
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10.
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総合原価計算②
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11.
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工業簿記における財務諸表
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12.
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標準原価計算①
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13.
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標準原価計算②
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14.
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まとめテスト
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