授業の概要
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地球に生息する生物は、環境の変化でこれまで何度も絶滅の危機に遭遇してきた。多くの種が消滅し、現在では化石になってしまったものも多い。約24億5000万年前から22億年前及び約7億3000万年前~6億3500万年前に2度起きたとされるスノーボールアース(全球凍結)や地球温暖化などさまざまな理由で発生した気候変動、さらに二酸化炭素やイオウ酸化物などによる酸などによって多くの種が絶滅している。特に約2億5千万年のペルム紀に発生した海の酸性化は、火山活動で大量に発生した二酸化炭素が溶け込んだことによって発生し、海生生物の90数%が絶滅したといわれている。その他にも地下から噴出するヒ素や水銀、鉛など有害物質によっても多くの生物が命を落としている。これらは、現在問題になっている環境破壊と環境汚染そのものである。人間の活動によって破壊され元に戻らなくなった環境(地球規模の気象変化や生物多様性の喪失などいわゆる不可逆的な変化)には適応していかなければ、生物は生息していかれない。人類の生存も脅かしている。
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この科目の到達目標
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・国際的に展開している環境問題について、学習力、思考力、探求力に関し自ら考える力を発揮できる。 ・これら環境問題の事情を考慮し、問題発見力、構想力、プランニング力について挑み力が実行できる。 ・環境問題の動向を踏まえ環境マネジメントに関して説明することができる。
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成績評価の方法
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定期試験で当該科目に関した問題と今後について説明できるか評価する(教科書のみ持ち込み可)。講義の内容についての理解に関しては小テスト(教科書のみ持ち込み可)、及び授業外学習で評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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10
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講義の出席状況を評価する。出席実施はランダムに行う(出席は基本的に全て出席すること)。
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授業外学習
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20
%
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授業内容の復習状況について評価する。授業外学習の指示は講義期間中に示し、定期試験時にハードコピーを提出する。
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小テスト
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20
%
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教科書、講義の理解度、完成度などを総合的に判断して評価する。教科書持ち込み可・
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提出課題
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0
%
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実施しない
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定期試験
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50
%
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講義で説明した基礎的な理論やセオリーに関する理解度を評価する。定期試験時に対面で実施する。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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環境保全の概要
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2.
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環境の創造
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3.
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環境問題の経緯
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4.
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文明の崩壊
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5.
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イースター島の悲劇
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6.
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エコマネジメント
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7.
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小テスト (教科書のみ持ち込み可)
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8.
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公共と秩序
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9.
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生物資源保護
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10.
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公害対策
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11.
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地域公害から地球汚染
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12.
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放射性物質汚染
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13.
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地球環境変化と適応
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14.
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SDGsとESG
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