授業の概要
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「こころの健康」を保つためには、人がどのような場面においてメンタル不調を起こすかストレスの起因について理解することが重要であると考える。それに加えて実際の精神疾患にはどのようなものが存在するかを理解することは1次予防にもつながる。そして多種多様な人々やストレスとうまく付き合い乗り越えていくためのヒントになるものを見つけてくれることを望む。授業の第1週目から第5週目にかけて「こころの健康」について広義に理解する。そのために、社会で起きている事象を例にあげ、捉え方や環境によって変化する人々のこころの動きを理解する。そこで得ることができた多面的な視点をもとに自身についても客観的に捉え、自己の強みやこころの健康を保つために注意すべき点などを理解する。授業の第6週目から第9週目にかけては「こころの健康」を保つことができず不調に陥ってしまった際の疾患について理解する。これらの知識は自身に対するリスク管理としても重要だが、社会に出るうえで多くの人とかかわる際に周囲の人のリスク管理にもつながる。第10週から最終週にかけては実際のフレームワークや「こころの健康」を保つための自身の強みについて理解する。そして、一人ひとりが自己理解を深化し、自身や周囲の人の「こころの健康」について考えてもらいたい。
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この科目の到達目標
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・ストレスの仕組みについて理解し、どのように向き合うことが自身にとってよいかを知る。 ・様々な精神疾患について理解し、メンタルヘルスの1次予防につなげる。 ・学生生活を送る、また将来的に働くうえで必要に応じて活用できる相談窓口について理解する。
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成績評価の方法
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出席・小テスト・授業外学習で講義に対する参画度・理解度を評価し、定期試験で全体的な理解度と知識定着度を評価する。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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15
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授業の出席率
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授業外学習
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20
%
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授業内容について発展的な学習を評価する。指示・提出はmanabaにて実施する。
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小テスト
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15
%
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各回の講義内容の習熟度を評価する。
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提出課題
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5
%
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授業最終週に出題。指示・提出はmanabaにて実施する。
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定期試験
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45
%
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講義内容の習熟度について評価する。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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総論
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2.
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社会心理学
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3.
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ストレス ソーシャルサポート
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4.
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自己理解
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5.
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多様性の理解
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6.
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精神疾患について 診断名について知る① ~統合失調症~
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7.
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診断名について知る② ~うつ病、パニック障害~
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8.
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診断名について知る③ ~強迫性障害、不安症、PTSD~
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9.
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診断名について知る④ ~神経発達症、起立性調節障害~
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10.
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サブカルチャーの有効性①
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11.
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サブカルチャーの有効性②
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12.
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こころの力の育て方
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13.
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レジリエンス
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14.
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総括
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