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年度 2025 
講義コード 12804001 
講義名 消費者の心理と行動を知る 
担当教員

桝永 慶司

配当年次 2年 
単位数
講義期間 前期 
授業形態 講義/対面型 
ナンバリング IM-FBL-BK-221 



授業の概要
具体的なコンテンツは、アフターコロナ下の新マーケティングにおける「加速するインターネット消費」、「消費意識はどう変わったか」を最新のデータを用い今日的消費者の行動を解説する。次に、企業が効果的にマーケティング活動を進めていくための「市場を構成する消費者のニーズや行動」については行動経済学を用いて解説する。消費者が無意識に「買いたい」という気持ちを動かす「ヒューリスティックの心理」と、消費者が「損をしたくないから購入する」という損得の感情で購買につなげる「プロスペクト理論」、消費者が購入したくなる脳内の枠組みである「フレーミング」等で解説する。次に、消費者の意識構造になる「ブランド」を「ブランドロイヤリティ」という観点で解説する。そして、消費者は社会的アイデンティティを理解することによって「欲しいものはなくらない」ことでマーケティング活動と消費者行動をしめる。
最後に、消費者の消費パターンを解説して学生に消費をもっと身近なものに感じてもらう。
授業方法は、各授業の「Keywordとなる心理学・経済学用語」を分かりやすく解説して、それはどのような「消費者心理」になるか、それはどのような「具体的行動」をとるか、という授業のパターン化をして学生に理解しやすくする。 
この科目の到達目標
・様々な消費者心理はどのような状況の中で消費行動につながるのかを理解できる
・理不尽な消費者の消費行動を行動経済学(心理学)の理論を用いて解明をして、将来仕事についた時に自由に使いこなすことができるようになる
・理論を知るだけではなくそれが今後自分にとってどのようなベネフィットになるかを自分の言葉で説明することができる
・ケーススタディや演習において、授業で習得した知識(行動経済学の効果)に基づき分析し解明することができる 
成績評価の方法
全授業出席が大前提。授業外学習、及び提出課題はその都度の授業で行ったことをもとに、与えられたテーマを自分の言葉で書くこと(独自性)で評価する。定期試験の代わりのレポートを実施する。生成AIやネットからコピー・アンド・ペーストは評価をしない。小テストは中間で理解度を確認する。 
評価方法   割合   評価のポイント  
授業出席   30  % 受講姿勢、主体的な発言や授業への参画度、演習等への取り組み姿勢と到達度、授業理解度、振り返り等を総合評価する 
授業外学習   20  % 授業外学習で定められたテーマに毎回取り組んだか、またその到達レベルで評価する 
小テスト   20  % 講義で説明した用語・概念・実績等の理解度を確認する小テストをおこなう 
提出課題   30  % 授業内容の習得を目的とした各回の課題について毎回取り組んだかということと情報収集・分析・改善提案力を含めた到達レベルで総合評価する 
定期試験   0  % 実施しない 
(合計)   100  % _  
授業項目
授業項目
1. オリエンテーション
消費者心理とは 
2. アフターコロナでの消費者意識と行動 
3. 消費者の心理と行動を理解するための行動経済学 
4. 消費者行動を知るためのマーケティング確認 
5. 損得の感情で購買につなげる「プロスペクト理論」 
6. 「買いたい」という気持ちを動かす「ヒューリスティックの心理」 
7. 消費者が購入したくなる脳内の枠組みである「フレーミング効果」 
8. 価格と支払いの心理 
9. 消費者のブランドロイヤリティ 
10. 広告の心理的効果 
11. 消費行動と消費パターン 
12. 消費者の感情と意思決定 
13. 社会的アイデンティティの理解 
14. まとめ(総括) 


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