授業の概要
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本授業は前半で、貸借対照表と損益計算書の形式を概観した後、資産、負債、純資産、収益、費用について理解し、これらを構成する勘定科目について具体的に学ぶ。次に個々の取引について勘定科目を用いてどのように仕訳し転記するのかを理解していく。ここでは現金取引、銀行預金取引、有形固定資産取引、商品売買取引について仕訳し、転記するまでを学ぶ。前半では基本的な取引を仕訳・転記できる力を養う。 授業の後半では、決算と決算手続きの仕組みを理解し、精算表、貸借対照表・損益計算書を作成する力を養う。まず決算とは何かについて学び、具体的な決算整理仕訳について理解する。ここでは売上原価の計算、貸倒れの見積り、減価償却について学ぶ。次にこれらを精算表にまとめ、最終的に貸借対照表・損益計算書を作成する力を養う。 簿記の能力は、野球・サッカーをするのと同様に、授業を聞いているだけでは修得は難しい。練習を繰り返すことによってのみ体得できるも。しかし、一度体得すると一生の財産となる。根気強く取り組んでほしい。また「簿記入門」は「日商簿記検定3級対策講座」の前提科目となる。授業外学習の指示・提出は manaba で行う。
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この科目の到達目標
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・簿記の基本概念および役割を理解し、基本的な取引を仕訳・転記でき、精算表・貸借対照表・損益計算書を作成できる。 ・さらに簿記を学ぶことによって、企業の経済活動の流れを理解し、経営管理のための数値資料を作成・利用するための基礎を身につける。 ・簿記に興味を持ち、日商簿記検定試験などの資格を目標にすることができる。
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成績評価の方法
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定期試験、提出課題、小テスト、授業外学習および授業出席によって、総合的に評価する。 評価項目のすべてが、成績評価のための必要な条件である。常日頃からしっかりと学習に取組むこと。
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評価方法
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割合
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評価のポイント
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授業出席
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10
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全ての授業に出席し、意欲的に授業に臨むことが前提である。(出席確認プリントの提出)
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授業外学習
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20
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manaba(練習問題)と授業外学習プリントによって、授業の理解度を評価する。
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小テスト
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20
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中間テストと小テストによって、期中取引の仕訳と勘定記入に関する理解度を評価する。
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提出課題
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20
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manaba(復習課題)の実施状況によって、授業の理解度を評価する。
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定期試験
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30
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簿記の基礎概念に関する理解度を、授業期間中に行う筆記テストで評価する。
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(合計)
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100
%
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授業項目
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週
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授業項目
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1.
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情報マネジメント学部での簿記の学習
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2.
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取引・勘定・仕訳
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3.
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現金取引
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4.
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銀行預金取引 有形固定資産取引
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5.
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商品売買取引仕入と売上
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6.
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商品売買取引と返品
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7.
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仕訳と勘定記入の 総合練習中間テスト
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8.
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決算と試算表
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9.
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決算整理取引 売上原価の計算
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10.
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決算整理取引 貸倒れの見積り減価償却
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11.
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精算表
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12.
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貸借対照表と 損益計算書の作成
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13.
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総復習①
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14.
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総復習②
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